スルガ銀行、不正な投資用不動産融資1兆円超、銀行はオワコン？

スルガ銀行、不正投資用不動産融資1兆円

こんにちは、山口です。

2019年5月15日、スルガ銀が不正融資の問題が明らかになった投資用不動産融資に関して、弁護士ら調査を委託していた結果を公表しました。

その額なんとの総額が1兆円超え！

行員による不正や怪しいものが6400億円近く、本来お金を借りる人が払う頭金を不動産業者が立て替えたと思われるものが4300億円あるそうです。

このような結果になったのは「過度な営業実績主義が招いた結果で、大変反省している」有国三知男社長が不正を謝っていました。

また私も使っている新生銀行と家電量販店のノジマと業務提携して再建を目指すそうですが、従来のいわゆる「銀行」の役割はもう終わりなんでしょうね。

進む銀行離れ

超低金利の長期化で融資して得られる金利収入も少ない状態だし、インターネットのおかげでお金の運用窓口は「銀行」だったのが今は手数料の安いネット証券で直接運用するので、金融商品の販売で得られる手数料収入も激減。

今や銀行の営業に引っかかるのは、パソコンの使えないお年寄りぐらいでしょうか。

それに電子マネーやPayPay、楽天Payなどの普及によってATMにすら行かない人も増えてきたんじゃないでしょうか？

となると、金利以上に取っていた出金手数料なんかもどんどん減っていく一方。

今後は、さらに暗号資産（仮想通貨、ブロックチェーンの技術）の台頭で「送金分野」もパイが奪われてますます厳しくなる中、スルガ銀行が言う「営業実績主義」の不正な投資用不動産融資に手を出したんでしょうね。

一昔前は就職したい企業ランキング上位だった銀行業界も、今や外食産業をおさえて、「メガバンク・信託銀行」が最も敬遠したい業界ランキングで1位になってしまってるあたり、世の中の就活生に見破られちゃうぐらい厳しい現状ってわけです。