投資は欲望と恐怖のコントロールが重要、デモトレードは意味なし

投資は欲望と恐怖のコントロールが重要

こんにちは、山口です。

今回は「投資は欲望と恐怖のコントロールが重要」というお話です。

長期投資以外のFXや先物、日経225オプションなどのトレードは予想よりも対処が重要です。

この対処の邪魔をするのが「欲望」や「恐怖」なわけです。

長期トレードの場合

長期投資は個別株銘柄の下調べをしたり、インデックス投資、暗号通貨（仮想通貨）の市場拡大を予想したりして値上がりに掛けて投資します。

この場合「欲望」や「恐怖」に勝つのは簡単、

買った後は『価格をチェックしない！』

これが一番です。

放置プレイしかありません。

変に価格を見ると、「欲望」や「恐怖」に負けてしまいます。

長期投資なんですから、３年５年１０年と放置しましょう。

例えば証券会社のログインパスワードを意味のない英数字の羅列にして、PCには覚えささず、紙に書いて金庫に保存したりして、物理的に売買をできなくする。

一番いいのは、「買ったことすら忘れる」のがベストですね。

長期投資は「忍耐」「放置」がトレーダーの仕事になります。

短期トレードの場合

じゃあ短期売買の場合はというと…

予想が外れて、含み損になったら、またすぐに値が戻るだろうと淡い期待や損したくない気持ちで持ち続ける。

さらに大きく急激に下がると、持ってたら危険かもと「恐怖」に支配されてポジションを手放し大きな損失。

逆に予想が当たって、含み益になると、もっと利益になるかもと「欲望」が出ていつまでも保有し続けたり

ちょっとでも含み益が減ると不安になり、建値付近まで戻ってくると、含み益がなくなるんじゃないかと「恐怖」に支配されて少ない利益で決済。

何も対策を取らないでトレードをすると、だいたいこのような結果になります。

人間の心理的に仕方ないんだと思います。

欲望や恐怖を克服するための売買ルール

じゃあどうすれば、欲望や恐怖に振り回されないトレードができるのか？

それを実現するために「ルール」が必要なわけですよね。

個人トレーダーは時間にもノルマにも、人間関係にも縛られませんが、自分の決めたルールを守らないといけません。

ルールを破った方が上手くいくときもありますし、またルールを破っても誰にも怒られません。

なのでとてもルールを守るのは難しいんです。

そのため、上下を当てる確率50%のFXや先物では、根拠がないためルールを守るのはとても難しいです。

ルールに自信を持つためには、「過去10年間のバックテストでルール通りやってプラスだから」などを根拠にして信じてルールを守るしかありません。

一方日経225オプションの場合は元々利益が限定だったり、損失が限定だったりするので、どんなに粘ったとしても最大利益から逆算して「粘っても意味がない、分が悪い」と根拠がある判断ができます。

そのため、FXや先物に比べると日経225オプションは、とても売買ルールを守りやすいです。

どちらにせよ「売買ルール」を守ることが個人トレーダーの仕事であり、安全対策なのです。

欲望や恐怖のないデモトレードは意味なし

そのため、どんなにレバレッジをかけようが怖くないデモトレードは全く意味がありません。

売買ルールを検証するのに、ちょっとくらい使うのはいいかもしれませんが、それすらリアル口座で小資金でもいいので自分の身銭を入れて売買した方がいいです。

そうすると、感情によって「ルール通りにできない」とかがわかってきます。

後は精神的な修行をするか、感情を考慮したうえで守れるルールにするかして、ルールを改善することができます。

ですので、デモトレードに1ヶ月とか時間をかけるぐらいなら、1万円でもいいので身銭を切ってリアル口座で取引しましょう。